長野市(長野) 地附山(733m) 2022年5月1日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 7:58 ゲート−−8:20 地附山 8:26−−8:51 ゲート

場所長野県長野市
年月日2022年5月1日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場ゲート前に広い駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望北方向に少しだけ開ける
GPSトラックログ
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コメント山頂直下まで車道が通じているので数分で登れるかと思ったら、大峰山との車道分岐点にゲートがあり長い車道歩きが必要だった。車道から山頂に通じる登山道があり、山頂には立派な標識とベンチあり。偶然にもQZWリボンの主と山頂で鉢合わせしてびっくり!




大峰山分岐にゲートあり。歩きで入ることは禁止していないようだ ゲート前の駐車場
ゲートを越えても良好な道。なぜ通行止めなのか? 右の分岐が山頂方面
歩いてきた林道を指しているような? 標高710mの峠の標識。ここで林道を離れて山頂へ
峠の山頂への入口 地附山山頂
地附山山頂。写真範囲外にQZW氏がいた QZW氏とおしゃべりしながらゲートに戻った


 大峰山の次はすぐ東隣の地附山。往路でゲートが閉まっているのを見たので、既に駐車場に止まっていた軽ワゴン車の隣に駐車して歩きの装備を整える。先客は山菜取りだろうか。

 ゲートには「一般車進入禁止。もし無断で進入して事故を起こしても責任はとれない」との営林署の文言と、単純に「立入禁止」の標識も。まあ、悪いことをしに入るわけではないので、歩いて入る分には問題なかろう。ゲートの横には人間が通るための明瞭な道ができていて、ゲートの反対側に簡単に入ることができた。

 普通、ゲートで止められているのは林道であり、今回のような道幅が広く立派な車道を歩いて下っていくのは奇妙な気分だ。崖崩れなとの危険があるのならば通行止めにするのは分かるが、ここはそのような危険個所は無い。これだけ広くて立派な道路は公共のために作ったとしか思えないが。

 下りが終わってほぼ水平になると車道は地附山のすぐ北側を巻くので山頂に取り付けそうな場所を探しながら進んだが、斜面はコンクリート吹付の法面であり登れないことはないが無理をして登るような場所ではなかった。地形図では山頂東側を林道が通っているので、ここから山頂を目指すのがいいと判断した。

 その林道は未舗装であるが頻繁に車が入っているような路面状況だった。林道入口には何の案内標識も無く、もしかしたら地附山山頂へは道が無いのかもしれない。しかしその予想は外れ、林道の最高地点から山頂へと延びる山道があり、山頂への案内看板も出ていた。

 短い登山道を登りきると北側が開けた地附山山頂に到着。ベンチがありハイキングコースが通っているようだった。先ほど登った大峰山とは大違いだ。珍しく山頂には先客がいて、ハンディー機でアマチュア無線の運用中だった。山頂で無線運用の姿を見るのはいつぶりだろうか。ここ20年ほどでも今回を含めて1,2回だけだと思う。人物を避けて山頂の写真を撮影し、山頂を踏んだので帰ろうかと思ったら先客のコールサイン(アマチュア無線の識別符号=個人の名前のようなもの)を聞いてびっくり! 長野に引っ越す前の山仲間であったQZW氏であった。

 QZW氏とは私の記録の中に「QZWリボン」との表記で山頂に残された赤い薄い布地の目印を取り付けた人のこと。一緒に山に登ったことはないが、20年位昔に奥秩父の大弛峠で偶然にも会ったのが最後だったと記憶している。その当時から膝を悪くしていてきつい山登りはできなくなっていたはずだが今はどうかと聞いてみたところ、両膝とも人工関節に置き換えたとのこと。本人曰く、この手術を受けた後は痛みが無くなりQOLが大幅上昇して手術を受けて正解だったとのこと。この手術で障碍者の仲間入りをして高速料金の割引が受けられるようになったのも大きいとのこと。公共交通機関も割引が受けられるようだ。ただし、膝付近の皮膚のすぐ下は金属なので、医者からは絶対にコケるな(コケて膝を擦り剥くな)と言われたとのこと。私も膝の怪我から回復途上であるが、老化で他にも膝の不具合が生じた場合はこんな選択肢もあると分かって有り難かった。

 氏も用事は済んだらしくもう下山するとのことで、長い車道歩きはおしゃべりしながらであっという間だった。お互いに歳を取ったし、今は住所が離れているので次に山で会うことがあるかどうか分からないが、山以外の機会もあるだろう。氏は今月4日までこの界隈の軽い山を登るとのことで、長野市周辺は短時間で登れる山がたくさんあり、氏はこの付近の山はほとんど登っていないとのことだったので、十分に数を稼げるだろう。同じ駐車場に止めた車で別れを告げた。


 今回の出会いは偶然もいいところで、私が長野で未踏の山は数えるほどしかなく、しかも大型連休中は基本的には残雪の藪山を狙っていたところが天候上の都合でそれらに行けずに近場の山にしたこと、しかも山頂に滞在したタイミングがピタリと一致していたことなど、いくつもの偶然が重なった結果だ。こんなことは「滅多に」どころか二度と起こらないかも。山で知り合いに出会うなんて、毎週登山の私でも10年に1回くらいだろう。覚えている限りでは他では日崎山でDJF氏にあったくらいだが、この時は残雪を狙うために道路が開通した初日だったのでタイミングは合いやすかった。次に山の上で知り合いに会うことがあるのか・・・ちょっと自信がない。

 

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